力の合成とは。。。
なかなか聞きなれない言葉ですよね。
少し説明したいと思います。
ある物体に二つ以上の力が作用点にかかった時、それらと等しい効果を持つ1つの力にまとめることができます。
それが力の合成です。
例えで考えてみましょう。
鞄を持つところを想像してください。
鞄の取っ手を二つ持っていますよね。
(これからの図は鞄を下の図のように横から見た図になっております。)
その時、鞄の重さという力自体は取っ手の角度でそれぞれ斜め下にかかっているはずです。
でも実際には真下に力を感じています。
これが力の合力です。
それぞれの力が組み合わさり、時には打ち消しあったりすることで、二つ以上の力が合わさって一つの力と同じ働きをします。
今回は二つでしたが、二つ以上の力がかかったとしても、すべてまとめて一つの力としてあらわすことができるのです。
なんとなくわかっていただけたでしょうか?
また、合成した力を合力といいます。
合力は記号Rであらわされます。
ぜひ覚えておいてください。
次回はその合成した力、合力の出し方を解説したいと思います。
偶力のモーメントの宿題の答え
さてこれも公式に当てはめていきます。
P=2,l=0.5だから…
としてしまいそうになっていませんか?
繰り返しになりますが、ひっかけ問題です。
テストなどでよく出題されるひっかけ問題なのでよくよく頭に叩き込んでおきましょう。
lは図心からPまでの垂直距離です。
偶力ではPとPの間の距離Lを使います。
そのため、0.5+0.5=1
P=2,L=1となり
2×1=2
これは時計回りに回るので符号は+です
よって
M=2N・mm…
などもしないように気を付けましょう。
単位を見るとkNとmです。
よって答えは
M=2kN・m
となります。
・計算自体は掛け算なのですが、Lとlを間違えない。
・また符号と単位を気を付ける。
この点を改めて押さえておきましょう。