先回までは反力について考えることができました。
まだ見ておられない方は下のリンクから見ることができます。
「片持梁,ラーメン構造の反力の求め方! そもそもラーメン構造とは?」
今回からは、かかる力と反力によって、構造物がどのような力を受けているのかをまとめていきたいと思います。
構造物に生じる力の種類
さて、説明を読んでもよくわからなかったかと思いますので、下の図をご覧ください。

固定端から出ている梁ですが、これを引っ張る力を加えると…


もちろん反力で逆向きに引っ張る力が生じ、動きません。
この時、この梁には両方向から引っ張られる力が生じています。
これが構造物に生じている力です。
反力も構造物に力としてかかっているのです。
このように構造物に加わる力の種類は3種類あります。
それらを確認しましょう。
軸方向力
先程たとえで出てきたように、引っ張る力を軸方向力と言います。

せん断力
下の図のように物体に垂直方向にかかる力のことをせん断力と言います。


曲げモーメント
下の図のように部材を曲げようとする力のことを曲げモーメントと言います。


注意点
ここで一つ注意です!
これまでモーメント荷重について時計回りがプラスで、反時計回りがマイナス、と覚えていたと思います。
でもこの表をよく見てください。

これはプラスのモーメント荷重ですが、力は時計回りにかかっています。

これもプラスのモーメント力です。
でも力は反時計回りにかかっています!
つまり、モーメント荷重は右半分を見るか左半分を見るかで回す向きが逆になるということです。
なので、イメージとしては
曲げた時に下に出っ張るか、上に出っ張るか、という風に考えましょう!
まとめ
それぞれには符号(+,-)があります。
次回からは、軸方向力図(N図),せん断力図(Q図),曲げモーメント図(M図)を解説していきたいと思いますが、符号がとても大切になってきます。
しっかりと理解しておきましょう。